| 原木の年輪に沿うように薄くスライスした板を乾燥させます。大根の皮を長手に平行して剥くのと同じ要領です。勿論、機械で行います。この板を繊維方向を互い違いにして接着剤で貼り重ね、熱圧接着したものを合板(ごうはん)といいます。
また、この薄くスライスした板のことを「単板(たんぱん)といいます。英語では、この単板をベニヤ(Veneer)と呼びます。ベニヤという言葉には「張る、かぶせる、うわべを飾る」という意味が含まれています。また、こうして出来た合板がPLYWOODと呼ばれるものです。(下図)
図の出典:日合連
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しかし、日本では一般的に合板をベニヤ板と呼ぶことが多いのは、明治45年に範多商会がロシアから合板を輸入した際にベニア板と呼んだことが広まったためであると言われています。戦後の製品のように思いがちですが、実は歴史のある建材です。
合板の例
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