ホーム > 住いの安全 > 宅地選びのポイント

  《PR》     

用語辞典
広告の見方
住いの知識
住いの安全
住いの設計
住いの設備

 W-Wallet 宅地選びのポイント


1  はじめに 宅地につい
  

2. 良い土地の一般論

3. 宅地造成地の注意
  点1

4. 宅地造成地の注意
  点2

5. 宅地造成地の注意
  点3

6. 宅地の値段「地価公
  示価格」
  
7. 宅地と法規制

8. 宅地と防火規制

9. 宅地と用途地域

10. 宅地と道路の関係1

11. 宅地と道路の関係2

12. 路地状敷地と袋状
   敷地

13. 詳細な周辺調査

14. 詳細な現地調査

15. 簡単な現地調査



 4. 宅地造成地の注意点2
 

 山地・丘陵地・台地及び谷地に造成の宅地

 まず、山地、丘陵地、台地の意味と特色をあげました。共通するのは土地に斜面を有しているという点です。下の表の中でよく出てくる洪積層とは地球が誕生した46億年前の時代からいえば、最も新しい新生代の後期にできた地層で今から1.65年前に当たります。

山地の特色
比較的起伏に富んだまわりより高い地域。地盤の隆起運動や火山活動と河川、氷河などの浸食作用の競合の結果形成された地形。
丘陵地の特色
洪積層またはそれより古い地層からなり、火山性地帯では表面が関東ローム層のような火山灰土に覆われることが多い。一般に300m内外の高度で緩慢な斜面と谷底をもつ地形。 
台地の特色
平坦面の縁を急斜面で限られた比較的標高の低い台状の地形。表面の平坦化は堆積による場合と、浸食の場合がある。日本では海成、河成の堆積面が浸食によって台地化したものが多く,その形成時代の多くは更新世 (洪積世) と考えられることから、洪積台地と呼ばれている。

 これらに造成された宅地は、斜面の崩壊、擁壁の崩壊、浸水、液状化、土石流、埋め立てによる地盤沈下など多くの危険をはらんでいます。一度あった場所では、また起こる可能性が充分にあります。こうした宅地を見分けるのは素人には難しい問題です。専門家に見てもらった方が無難です。


山地・丘陵地・台地及び谷地での生じやすい災害
@
斜面の崩壊山崩れ・崖崩れ・地すべり・雪崩(なだれ)
A
擁壁の崩壊転倒・滑り出し・沈下・壁体の破壊
B
浸水や液状化浸水・不同沈下・支持力低下及び喪失
C
土石流谷地や扇状地の急激が土砂の流出
D
盛土や埋土の沈下造成地の不同沈下・陥没




@ 斜面の崩壊
春から秋にかけての日本の低気圧の接近による豪雨と地震による斜面の崩壊による災害は、毎年メディアでよく報じられているところです。特に山崩れと崖崩れは豪雨と地震によってもたらされることが多く急激に発生します。避難に十分な時間がなく、人的災害も大きくなりがちです。これに対して地すべりは、予兆がありそれを見逃さないのであれば住民の避難は十分に可能です。しかし、地すべりは長期に渡りかつ繰り返して起こるのが特徴です。この場合インフラの破壊が深刻になります。




A 擁壁の崩壊
山地や丘陵地は斜面を造成して、水平な宅地を作るために水平な宅地の斜面の下側に擁壁を設けます。いわゆるひな壇のような宅地となります。この擁壁が不十分な設計や施工であった場合、擁壁の崩壊につながります。こうした不具合が出るのは、豪雨や地震時で、擁壁の転倒や滑りによる移動、沈下・擁壁の破壊などを起こします。このような災害が発生すると、そこに建つ家屋の倒壊も去ることながら、ひな壇の下側の宅地の建物に大きな被害が及ぶことになります。




B 浸水(上の図)と液状化(下の図)

浸水は近年多発する集中豪雨などが発生すると、土地の位置のいかんにかかわらず起きる災害となりました。これは豪雨の排水処理が既存のインフラでは、間に合っていないことを意味しています。排水溝やそこから集まる雨水を河川に放流するにも、河川自体が溢れそうになっているのが現状です。豪雨が激しすぎて側溝から水が逆流するなどは平坦部にある都市部で、メディアが報じるのを目にしますが、山地や丘陵地でも同様のことが起きています。これを解決するためには、水に対するインフラの見直しや日々の水はけに対するメンテナンスが重要です。

液状化はゆるい砂質地盤が地震の振動で液体のようになる状態です。液状化では砂や水が地表のあちこちに吹き出し、地盤の耐力は著しく低下します。これによって建物の倒壊や傾斜したりする被害が発生します。液状化は辺り全般が砂質地盤層で起きることがほとんどですが、部分的な窪地となった中に堆積した砂層があるような場合には、高台にあっても発生することがあります。




C 土石流

急勾配の渓流に発生する土砂や石礫(せきれき)と水とが混合して一体となった流れ。多量の土石が急激に流下し、強大な破壊力をもつため、家屋の全壊や人命の犠牲を伴うことが多い。

日本では豪雨時に毎年どこかで発生しており、社会的にも注目されている。土石流には巨石や砂礫を多く含むものから、泥流を主体とするものまで各種の形態があり、それぞれ流れの特徴を異にする。巨石や砂礫を多く含む土石流は一般に先端部に巨礫や石礫が集まって段波状を呈し、高濃度の土砂流や泥流が後続流として続く。先端部の巨礫による衝撃力は大きな破壊力をもっている。泥流を主体とする土石流では先端部にはかならずしも石礫を有しないが、段波状を呈することが多い。土石流の到達前の流水量は普通非常に少なく、土石流は津波のように押し寄せるので山津波ともいわれます。




D 盛土と埋土の沈下
盛土と埋土の沈下の理由は、不十分な締固めが原因です。一般的に山地や丘陵地の宅地は山の斜面を平らに削り削った部分の土を低い部分に設けた擁壁に沿って埋め立てて、水平な土地を作ります。切り取った土地はもともとのしまった地盤ですが、埋め立てた部分は、締固めを行いますが不十分なことが多く沈下したり擁壁そのものが水平にずれたりすることがあります。

 埋立地の部分に建物の一部が掛かっている場合、その部分の地盤の沈下により、建物が傾いたり倒壊したりすることがあります。



画像出典
@ 斜面の崩壊:鹿児島市平之町
A 擁壁の崩壊:岡崎市
B 浸水と液状化:日経新聞
C 土石流:出水市 南九州地質(株)
D 盛土と埋土の沈下:中央鉄建(株)




宅地選びのポイントの4/15〜5/15ページへ移動する











 W-Walletホームへ                           (C) 2004 W-Wallet.com.