| 空の中に上昇気流が発生すると、雲の中の水分などが相互作用し、雲の上方にプラス、下方にマイナス電荷が分かれてたまっていきます。 雲の発達に伴い、その電荷が互いに多くなり、電荷はそのままの状態では存在できなくなり、プラス電荷マイナス電荷が引き合い空中放電(ショート)がおこります。 これが雷です。この雲の中で発生するものが雲放電で、雲と地上の間に発生するものがいわゆる落雷です。 雷が発生するとき、一瞬にしてエネルギーの放出がおこるため、激しい光(稲妻)と音(雷鳴)を伴います。
世界中では、毎日約50、000個の雷雨が発生しているといわれています。これらの雷は夏季雷が大半である。また、大まかに見ると東南アジア、中央アフリカ、 中米から南米北部の緯度30度(南北)の地域に集中しています。冬の雷は特別で、世界中でも日本の日本海沿岸とノルウェーの大西洋沿岸に発生が限られています。
雷の能力 1. 光っている時間:2/1000秒〜2秒 2. 光っている長さ:200m〜10km 3. 雷雲の大きさ:500m〜10km 4. 電圧:200万〜2億ボルト(一般家庭の電圧(100ボルト)の2万〜100万倍) 5. 電流:1000アンペア〜20万アンペア(電気コタツ100〜2万台分) 6. エネルギー:10〜500キロワット時(落雷1回だけで家庭で使用する電力の2〜100日分)
雷 の 種 類 | @熱雷 | 主に夏の雷に多く、太陽に強く熱せられて地表面付近の空気の温度が著しく上昇した場合に生じます。 | A界雷 | 温かい大気層の上方に冷たい空気(寒冷前線)が侵入した場合に生じます。前線雷とも言います。 | B熱界雷 | 熱雷と界雷の両方の原因が重なって起こるものです。 | Cうず雷 (低気圧性雷) | 発達した低気圧や台風の上昇気流によって生ずる雷です。 低気圧雷とも呼ばれています。 |
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