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接地システムは落雷字に保護するべき建築物とその周辺の接地電位を一様にし、接地電位傾度を小さくする接地極の配置を考慮する必要があります。これらをまとめたガイドラインがは下記のようになります。
1. 接地システムは、A型接地極(人工的な接地極。棒状、メッシュ状。従来型。)、B型接地極(これも、人工的な接地極。環状、メッシュ状、構造体利用設置極はB型に分類)があり、小規模建築物ではA型、大規模建築物ではB型を推奨できます。
2. 雷保護システムの構成部材は、受雷部では導35sq、引下げ銅線16sq、接地極50sqとします。接続方法は、黄銅ロウ付け、溶接、圧着、ネジ締め、ボルト締めのいづれかとします。接続部は試験用端子函を接地します。
建物の内部では、エレクトロニクスの機器類が、雷サージや雷電磁インパルスによって生じた電磁界に晒されます。これらの機器が真空管を使用している時代には、電磁傷害がそれ程問題にはならなかったのですが、トランジスターや集積回路の使用により、電磁的障害が発生するようになりました。 このため、パソコンなどの弱電機器の過電圧の防止のために、建築物内部に、等電位ボンディング、遮蔽、隔離、SPD、接地などの対策が必要です。雷保護しステム、金属構造体、サージ保護装置で等電位化を行います。
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