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現地調査は詳細であればよいのですが、すでに古くからある住宅地では、災害に幾度となくあった土地で、昔の面影が激変しているというようなことがなければ、より簡単な方法でも良いと思われます。
そのような複数の候補地を比較検討するには、簡単な項目を下記のように◎、〇、△、▲の4段階でポイント付けし、その総合点で評価するのも良いと思われます。ただし、これは敷地そのものに対する評価で、敷地周辺の公共施設や交通網、買い物などは、別途敷地周辺調査を行う必要があります。
◎ ・・・・・ 4点 〇 ・・・・・ 3点 △ ・・・・・ 2点 ▲ ・・・・・ 1点
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下記はポイントとなる点についての項目です。ただし、現地の寸法を巻き尺などで測るのも気が引けますので、目測です。土地の資料など、パンフレットなどを参考にします。Googleのストリートビューなどで、現地を事前に見ておくのも、実際に行った時に頭に入りやすいでしょう。
道路の位置 | ◎ | 南側道路(宅地に対して南側に位置する道路) | 〇 | 東側道路(宅地に対して東側に位置する道路) | △ | 西側道路(宅地に対して西側に位置する道路) | ▲ | 北側道路(宅地に対して北側に位置する道路) |
日照・通風の良し悪し | ◎ | 敷地に余裕があり、日照・通風良好 | 〇 | ある程度の日照・通風が確保が可能 | △ | ------------------------- | ▲ | 回りが建て込んでいて、日照・通風が悪い |
水はけの良し悪し | ◎ | 高台に位置し、水はけや湿り気がなく良好 | 〇 | 平坦地で一般的な宅地 | △ | 斜面地の造成で、水はけに配慮がされている | ▲ | 宅地が周辺より低く水はけが悪い |
前面道路の交通量 | ◎ | 交通量は少ない | 〇 | 交通量は普通 | △ | 交通量が一時的に多くなる時がある | ▲ | 交通量が多い |
敷地の形状 | ◎ | 道路にして長方形 | 〇 | 道路に対して少し角度がついているがほぼ長方形 | △ | 旗 竿地(はただおち)である | ▲ | 敷地が不整形で建物のプランが考えづらい |
道路の形状 | ◎ | 道路幅6m以上で、歩車分離 | 〇 | 道路幅6m以上だが、歩車分離ではない | △ | 道路幅4-5m | ▲ | 二項道路(道路が4m未満、敷地提供が必要) |
宅地の間口の広さ(接道する部分の長さ) | ◎ | 1 2m以上 | 〇 | 8m以上 | △ | 5m以上 | ▲ | 5m未満 |
道路との高低差 | ◎ | 道路よりやや高い(30-40cm) | 〇 | 道路とほぼ同じ高さ | △ | ----------------------------------------------- | ▲ | 道路より低い |
敷地の広さ | ◎ | 建物の計画広さに対し十分な余裕がある | 〇 | 建物の計画広さに対し十分ではないが建築可能 | △ | 建物計画どおりに出来るか不安がある | ▲ | 建物計画の変更が必要 |
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