| 17. 補強コンクリートブロック造の塀の鉄筋のかぶりとモルタル1 |
コンクリートブロックに関しては建築基準法施行令 第62条8によっても材質、強度度、等に性能に記載がなく、市販のものであれば間違いではないのですが、(社)日本建築学会のコンクリートブロック塀設計規準7条(ブロック塀をつくるための設計・施工全般を建築基準法より細かく、推奨される数値などの規準を定めている)が示されているため、より安全を考慮し、これに従うこととしました。
日本建築学会推奨 補強コンクリートブロック造の使用鉄筋とモルタル | 構造の部分 | かぶり厚さ(o) | 壁体・ブロック造の控え壁または門柱 | 20 | ブロック壁体、ブロック造の控え壁または門柱 | 20 (ブロック内面から鉄筋までの距離) | 直接土に接する基礎及び基礎立上がり部分 | 40 | 基礎スラブ | 60 (捨てコンクリートの部分を除く) |
モルタル
@ | 目地モルタル及び充填モルタルの4週圧縮強度は18N/mm2以上とします。下表に示す調合で規定値は上回ることが出来ます。
| A | モルタルに用いるセメントは、JIS R 5210(ポルトランドセメント)に定められている
| B | 普通ポルトランドセメントとする。モルタルに用いる砂のうち目地モルタルには最大粒径2.5oのものを使用します。また、充填用のモルタルの骨材の最大粒径は5.0oとします。
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日本建築学会推奨 補強コンクリートブロック造の使用モルタルの配合 | 用途 | セメント | 砂 | 備考 | 目地用 | 1 | 2.5 | 消石灰を混ぜるときは、0.2入れる | 化粧目地用 | 1 | 1 | 適量の防水剤をまぜる | 充填用 | 1 | 2.5 | 軟らかさはブロックの吸水状態を見て決める |
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