| (社)日本建築学会 補強コンクリートブロック塀設計基準3条4によりますと、補強コンクリートブロック塀の基礎は連続布基礎で、鉄筋コンクリート造としなければならない事となっています。なお、型枠コンクリートブロックでも可能です。むしろ、これを使用した方がより安全です。(このページ一番下に解説しています)
@ 基礎の形状、寸法は下表の「基礎の形状及び標準寸法」によります。
A 基礎の根入れ深さは、下表の「基礎の根入れ深さの最小値」により ます。
B 基礎は、地盤面より5cm以上立ち上げることとします。 C 鋼管杭基礎工法(設計基準3条)は、基礎を小さくでき、水平力に 対する抵抗が増します。
基礎の形状及び標準寸法 | 基礎の 形状 | 基礎の 形状根入 れ深さ (Df) | 基礎の 高さ(D) | 立上がり 部分の幅 (b) | 基礎の張 り出し幅 (s) | 基礎の幅 (B) | 張り出し部 分厚さ(e) | I形 | 高さ、基礎 の形状に より図2の 寸法以上 | Df+5 p 程度 | ブロックの厚さ(t)以上 | − | − | − | 逆T形 | 片側13 p以上 | b+26 p以上 | 15 p以上 | L形 | 40 p以上 | b+40 p以 上 |
基礎の根入れ深さの最小値 | ブロック塀の高さ (ブロックの段数) | 1.15m (5) | 1.35m (6) | 1.55m (7) | 1.75m (8) | 1.95m (9) | 2.15 (10) | I型基礎 | 35cm | 39cm | 44cm | 49cm | - | - | 逆T型基礎 L型基礎 | 35cm | 39cm | 44cm |
* 補強コンクリートブロック塀の高さ=塀の高さ+5cm(基礎の地上部の出)+ブロックの段数×20cm+10cm(笠木部)で求めることができます。
基礎の形状は下図の通りです。各寸法値は、上記表の基礎の形状及び標準寸法と照合してください。
補強コンクリートブロックの塀の基礎の形状 | | I 型 | | 逆 T 型 | | L 型 |
ここで冒頭の「型枠コンクリートブロック」について少し触れておきます。
型枠コンクリートブロックについて | 型枠コンクリートブロックは、積み終わって完成してしまえば、一般のコンクリートブロックとサイズや見え係りは変わりません。しかし、簡単に言えば、鉄筋を配置し、コンクリートが充てん出来るように大きくえぐれている点が違います。つまりこのブロックは基本的に、型枠代わりということになります。
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