| 車の最大車体寸法は排気量によって決定されています。軽自動車でもそうですが、普通小型車の場合、下記に定める規格を一つでも外れると一つ上のナンバープレートとなってしまいます。これは、自動車メーカーが知っていればよいことですが、例えば5ナンバー車(小型車)でも排気量が2500ccあれば3ナンバーになってしまいます。
下記は分類は、道路運送車両法による分類です。
法律の目的については、
「道路運送車両に関し、所有権についての公証等を行い、並びに安全性の確保及び公害の防止その他の環境の保全並びに整備についての技術の向上を図り、併せて自動車の整備事業の健全な発達に資することにより、公共の福祉を増進すること」
と1条に記載があります。
これは車検証に記載されている分類です。ここでは、その内の4輪以上について分かりやすく記載しました。 道路運送車両法による分類 | 区分 | 排気量 | 全長 | 全福 | 高さ | 軽自動車 | 660cc以下 | 3.4m以下 | 1.48m以下 | 2.0m以下 | 5ナンバー車(小型車) | 2000cc以下 | 4.7m以下 | 1.70m以下 | 2.0m以下 | 3ナンバー車(普通車) | 2000cc超 | 12.0以下 | 2.50m以下 | 3.8m以下 | ただし、5ナンバーの条件である排気量はガソリン車のみの設定であり、ディーゼル車には排気量の制限がない。つまり、ディーゼル車は、排気量に関係なく、全長、全幅、高さによる制限を受けるということです。
例えば、2200ccのディーゼル車であっても、全長、全幅、高さが5ナンバー車の規格内であるなら、5ナンバーですよという意味です。その逆で、3ナンバーの全長、全幅、高さを持っているディーゼル車は排気量が2000cc以下でも3ナンバーになるということになります。
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次に道路交通法による分類です。三輪以上のものを記載しました。 運転免許証に記載されている分類です。
道路交通法による分類 | 区分 | 定義 | 大型自動車 | 車両法でいう普通自動車のうち、次のいずれかに該当するもの。車両総重量8t以上、最大積載量5t以上、乗車定員11人以上 | 普通自動車 | 三輪以上で、大型自動車、大型特殊自動車、小型特殊自動車以外のもの | 大型特殊自動車 | 特殊な構造を有する自動車で、小型特殊以外のもの | この他にも、二輪車、貨物自動車、乗合自動車などの分類もありますが、今回の主旨からは遠いため除外しました。
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