(木造住宅のケース)
(木造住宅のケース)
(木造住宅のケース)
(住宅のケース)
(トイレ一般)
(住宅以外)
(住宅以外)
(住宅以外)
(住宅以外)
(住宅以外)
(住宅以外)
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| 「トイレとは」日本では便所とか化粧室、洗面所とかを総合してさす言葉です。今でこそ、便所のことをトイレと殆どの人がいうようになりましたが、トイレの言葉が使われ出す前は「WC」と呼んでいました。
都市の事務所やスーパー、高速道路のサービスエリアなど不特定の人の出入りようなトイレは大抵「WC」の表示でした。「WC」とは「Water closet(ウォーター・クローゼット)の略です。 |
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water closetという風にWCと略さずに言葉を使用することが大切で、トイレなどのように便所とあからさまに言わずwater closet(水の小部屋)ということが、本来の使い方なのです。この方が上品でもあります。
ヨーロッパでは、トイレットが一般的なようですが、ドイツなどではWCが使われていて通じるようです。
トイレ(便所)の由来は英語の「Toilet(トイレット)」から来ています。『化粧や身支度をする』というフランス語の「Toilette(トワイレット)」からきたものです。日本で言う「お手洗い」の意味合いと似ています。
もっとも、この「Toilet」はアメリカでは「Bath Room(バスルーム」と呼ばれています。フランス語の「Toilette(トワイレット)」も元をただせば、ラテン語の「Tela(テラ)」から来たものです。「Tela(テラ)」の意味は、「織物」とか「布」を意味し、化粧品の下小さな布を敷いたことから、「化粧」を意味するようになったということです。
| さて、今から25-30年前位の日本のトイレでは、事務所ビルや店舗ビルで、和風、洋風とではその比率は10対2程度で和風便器が圧倒的でした。
しかし、昨今ではそれが見事に逆転しています。これには、理由があります。洋風便器の使用は用便時に非常に楽だからです。姿勢に無理がありません。和風トイレの使用時の様に足が痛くなったり、痺れたり或いは、胸が圧迫されて苦しくなったりしません。
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トイレ以外の場所で用便となると、さすがにしゃがむ事になりますから、和風便器は便器の発生源的には、理解できます。しかし、トイレの中での姿勢から言えば、楽な姿勢の洋風便器の方が理に叶って優れています。蛇足ですが、洋風トイレに腰掛けている時の姿勢は、ロダン作の「考える人」がもっとも良いといわれています。
洋風便器では、不特定多数の人が利用する、事務所ビルや店舗ビルでは、同じ便器に腰を掛けることに抵抗がある人も少なくありません。もっとも昨今では、抗菌便座や便座の上に掛けたシートが使用ごとに回転するもの、便座を消毒出来るクリーナーが取り付けられており、トイレットペーパーにかけて拭くものまで進んできました。
今でも、農魚村部などには、和風トイレが多く残されています。なぜなら、浄化槽又は下水道が整備されていないからです。これらが整備されていなければ、汚水を溜めて汲み取りですと、すぐに満水になりますから洋風便器での水洗式はできません。いずれは、浄化槽や下水道の整備が進めば、洋風便に取って替わられる事になるでしょう。高齢者の多い農村では一日も早い下水道の整備が望まれます。
昔の便所 | 私が子供頃には、私の町のどの家もおおかたが右の図ような便所でした。板張りの床に四角い縦長の切込があり、それをまたいでしゃがむのです。汚物はそこより落下して、下の便槽に落ちます。
それが農家の肥料になったのでした。中央より垂れ下がっているのは縄で、用便中はふらついたり、足を滑らせたりして、便槽に落下しないようにしっかりと掴んでいるためのものです。また大便のために踏ん張る時にも役にたちます。
右上の四角い箱には、お尻を拭く紙が入っていました。 | | 子供の頃は新聞紙が入っていいましたが、高校に入る頃には、落とし紙という、いかにも安物の紙に変わりました。
今で言うトイレのペーパータオルが一番近い感じです。もちろん今のトイレットペーパーのような気の利いたものはなく、新聞紙でお尻をふいていました。自分のお尻を見たことはありませんでしたが、きっと新聞のインクで汚れていたと思います。
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