(木造住宅のケース)
(木造住宅のケース)
(木造住宅のケース)
(住宅のケース)
(トイレ一般)
(住宅以外)
(住宅以外)
(住宅以外)
(住宅以外)
(住宅以外)
(住宅以外)
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| 住宅での小便器は、洋風便器の普及と共に作られる事が少なくなってきました。その理由は、洋風便器では、一般的に男性の小便を兼ねる事が出来るからです。洋風便器の設置は、和風便器の場合に比べて、省スペース化にも貢献出来ます。
しかし、洋風便器で男子が小便をするのは、かなり神経を使うものです。最初の出だしが思わぬ方向になってしまう事も少なくありません。まして7-8歳までの子供には、洋風便器での小便はままなりません。また、洋風便器に落ちるまでの細かな飛散や、便器からの戻りなどによって、便器自体や壁の汚れてしまいます。
こういうことによって、水洗の洋風便所にも拘らず、便所で臭いがするのは原因がここにあると思われます。主に夏場に於いてはその傾向が大きいくなります。したがって、できることなら小便器を別に設けたいものです。もし、設置に余裕があるのでしたら検討した方がいいでしょう。
小便器の製品もビルや店舗で見るような白い大きなものではなく、形も良く、コンパクトにまとめられた製品もあり一考の余地はあります。(下表小便器例1〜4参照)
小便器例 1 | 小便器例 2 | 小便器例 3 | 小便器例 4 | 壁掛式 | 壁掛式 | 床置式 | 床置式 | | | | |
小便器は上の図で取り上げたように、一般住宅向けには多様なタイプがありますが、大切なのは、省スペースと小便の飛散が少ないものといえます。飛散の少ないものは上の図で左から3つ目の「小便器例 3」がそれにあたります。
住宅以外の便器、例えばショッピングモールなどの小便器と比べてコンパクトにできています。「小便器例1」及び「小便器例2」は壁掛け式ですので、床の掃除に支障がなく、小便器廻りの埃や汚れの付着がありません。
また、トイレは床や腰壁にタイルを貼ったりも最近はしなくなりましたが、小便器を別途設ける下の図のような場合には、便器の下に汚垂れ石を貼り、腰壁を700o〜1000o(1m)をタイルにした方が、良いでしょう。
下の図はトイレに手洗い器をつけたものです。非常にコンパクトなものをと考えて付けた図ですが、もっとサイズの大きなものでも十分にゆとりがあるようなスペースに配分しています。洋風大便器にロータンクがあり、そこでも大便の後は手洗いができるものを使えば必ずしも手洗いが必要とはならないことは、一般的に住宅のトイレに手洗い器を設けていない事でもわかります。
ロータンクは密閉型や、ロータンクなしの便器にすることもできます。ロータンクなしの場合は、その分便器の前にゆとりが増えます。
下の図は木造住宅の便所に、大便器だけでなく小便器手と洗い器を設けたものです。小便器と手洗い器は特にコンパクトなものとしました。小便器と手洗い器はもう一段の大きいサイズでも十分に納まります。
戸を外開きとしていますが、内開きでも良いかも知れません。あるいは、引き戸であってもよいでしょう。なお、中央が手洗い器です。
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