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 W-Wallet トイレ



  (木造住宅のケース)

  (木造住宅のケース)

  (木造住宅のケース)

  (住宅のケース)

  (トイレ一般)

  (住宅以外)

  (住宅以外)

  (住宅以外)

  (住宅以外)

  (住宅以外)

  (住宅以外)

   長短所

   いて

 9. 小便器廻り寸法(住宅以外)

 事務所ビルやショッピングセンターなどの不特定多数の人が利用するトイレは、便器が複数並んでいることが一般的です。男性の小便器の場合は、下図のような間隔を基準として並べることが、一般的です。勿論、トイレ自体に十分な余裕がある場合はもう少し広くしても良いでしょう。

 また、小便器の前には、ライニング管用の配管スペースを設ける必要があるため、少なくとも150(最小でも100o)o程度の一般壁面より手前に張りだす必要があります。この部分の天板が、いわゆる手荷物置きに利用されていることは、周知の事実です。



 上の図のうち左の2台はストール型小便器の例です。ストール型とは床から立ち上がった形状の小便器のことです。利用者の身長に関わりなく、子供から大人まで楽に使用できます。


 右端のものは、単に壁掛け小便器ですが、メーカーでは、壁掛けストール型小便器などと呼んでいるところもあります。ストール型小便器は床置きなので、その分周りの掃除に手間がかかります。


 メーカーが壁掛けストール小便器と呼んでいるものもストール型として含めて、両者は小便器の上と両サイドに目隠し用のリブがついており、隔て板を必要としません。





   小便器間に隔て板(隔壁)を設ける場合

 上図は壁掛け型小便器の例です。

 上の図の形状の壁掛け型小便器によっては隔て板を設ける必要が有ります。床置き型であるストール型は、殆どの場合必要としませんが、壁掛け型の多くが隔て板を設ける必要があります。


 壁掛け型小便器は小便器の下の床が空いているため清掃に便利な反面、子供などにとっては便器が高すぎる場合もあります。また、壁に取り付けた場合、下地の腐食などで便器の落下などもありうるため、最近ではストール型が主流です。なお、隔て板の高さは大体1000〜1200程度とします。





 ■小便器前の汚垂れ石について

 汚垂れ石(おたれいし)とは男子便所の小便器の下に設ける15o〜25o程度の厚さの板状の石です。その名の通り、小便が垂れて落ちて汚れる石ということになります。アンモニアや酸に強い石であることが必要です。


 奥行きは550o〜600oとします。これ以上に広く取りなりますと、立ち位置が後ろになりがちで、便器から小便が外れやすくなり不適当です。汚垂れ石を設ける場合は、トイレの床が長尺塩ビシート貼りの拭き取り便所のケースです。


 床がタイル張りで水洗いの便所には、必ずしも設ける必要はありません。しかし、それは設けてはならないということではありません。見栄えや小便時の立ち位置の確保などのために設けているところお多々にあります。



 汚垂れ石は汚れにくく匂いが染みつきにくい御影石が用いられることが多のですが、衛生陶器メーカーでは磁器質タイルを代用品として販売しています。いずれの場合でも、800o程度の長さを目地3o程度を取りながら割り付けることになります。


 納まり上、汚垂れ石と塩ビシートとは図のようには5o程度の段差(チリ)を取った方が、汚垂れ石を外して立たれる可能性を防止するためには、よいでしょう。





 ■小便器前の手すりについて

 不特定多数の人が利用する男子トイレには、一つ又は複数の小便器のうちの最低でも一つは、手すりが付けられたものがあります。いわゆる体の不自由な人が利用する時のためのものです。これに上体を前の手すりパイプに寄りかからせたり、片手で握ったりしながら用を足すわけです。


 時にはふらついて全体重をかけることもあり、取り付けに当たっては下地が頑丈であることが必要です。軽鉄間仕切り(LGS下地にボード)などのような場合には手すりの付く部分には薄い鉄板を張ったり、耐水べニアを貼ったりして補強をしておく必要が有ります。



 手すりは大抵、錆びることがほとんどないステンレス(SUS304)のヘアーライン程度がよく見かけるところです。汚れも付きにくく、清潔感があります。ただ、冬場などでは、鉄系だけに、持つ手が冷たさにかじかむこともあり、アクリル製のもので、かつ抗菌性の加工のあるものでの検討も欲しいところです。




 図の共通事項
@

▼の印は壁仕上がり面を示しています。

A

トイレブースの厚みは4cmが一般的です。

B

壁仕上がりは100角タイルを、ブースはタイル目地位置にくることを想定しています。従ってタイル割り合わせとなります。

C

床はモザイクタイル又は硬質塩ビシート程度。基本は拭き取り掃除で、床の水洗いはなし。

D

図中の使用の衛生陶器(便器、手洗い器)等はイメージです。現在生産されていないものも含まれれています。また、現在生産されていても、近い将来、変更や生産中止になることがありますので、承知おきください。







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