JAS規格の無いもの | |
@ | 防腐・防蟻処理合板
普通合板・構造用合板等に通産省の認可を得た木材用防腐薬剤で加圧注入などの処理をし、耐久性・耐蟻性を付加した合板。
| |
A | 不燃処理合板
政令で定められた「不燃」材料として国土交通大臣の認定を受けた合板。大臣認定を受けた不燃薬剤処理会社等が、市場の合板を購入して不燃処理を行っている。
| |
B | 足場板用合板
厚生労働省の労働衛生安全規則に定める構造規格に合格した、特に長さ方向の強度を備えた厚さ28o以上の合板で、建築工事現場の足場板として使用される。接着剤には特類が使用される。
| |
C | 成形加工(曲面)合板
成形加工(曲面)したもの 椅子の背・キャビネット・曲面型枠など曲面を持つように成形圧締加工した合板。
| |
D | 強化形成(硬質化)合板
単板にフェノール樹脂等を含浸させ高温・高圧で成形加工し、強度・耐水性・電気絶縁性に優れた特性を付加した合板。計器盤・当て板・ドアのノブ等に加工し利用されるもの。
| |
E | 抗菌合板
表面を防カビ剤あるいは銀イオンを添加させ、カビや細菌(バクテリア)、ウイルスに対して菌の繁殖を抑制させる効果をもった合板。
| |
F | 難燃合板
リン酸アンモニウム、硫酸アンモニウムなどの防火剤で処理することで難燃性をもたせた難燃材料のこと。難燃化粧合板ともいう。
建築材料として使用する場合、国土交通省が定めた防火材料(不燃材料、準不燃材料、難燃材料)としての性能規定・要件に適合する必要がある。
合板の性能を定めた規格として「JAS規格(日本農林規格)」があるが、2013年(平成25年)農林水産省の「合板の日本農林規格の見直し」により、普通合板等の難燃処理及び防炎処理についての規定を削除された。削除の理由は、需要がないため。
| |
| | |