| 住宅に使われる天然木材の種類は下表に示すとおりです。冒頭でも書きましたが、ヒノキ丸太、スギ丸太の価格も毎年下落しており、輸入材が、70パーセントを超える水準ですが、戦後の植林の木材の成熟期が近づいていることや、国外の環境の意識から日本の木材への関心が集まり、自給率も向上するものと見られます。
したがって、木造建築では、国産材と輸入材とを、使用箇所に応じて混用するのが一般的です。
| 針葉樹 | 広葉樹 | 特徴 | 針葉樹はその名のごとく、針のように先がとがった細い葉を持つ樹木。 まっすぐに伸びて背が高い。 | 広葉樹は手のひらを広げたような形の まるみをおびた葉を持つ樹木。 落葉樹とも言われ、太くて背が低い。
| 杉 | ケヤキ | 材質 | 柔らかい(軟木(なんぎ)と呼ぶ)
| 広葉樹より堅い(堅木又は硬木と呼ぶ)
| 用途 | 構造材、仕上材 | 木の模様が針葉樹に比べ美しく装飾的な部分に使用 | 短所 | 柔かいので加工はしやすいが、傷つき易い | 硬いので加工しにくい | 国産材 | ヒノキ、スギ、ヒバ、マツ ツガ | ケヤキ、ナラ、クリ | 外国材 | ベイヒノキ ベイスギ ベイマツ | ラワン、チーク、ローズウッド、マホガニー | 輸入先 | 北米、北洋材 | 南洋材 |
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