| 各面の解説
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A | この面は両端が入隅になっています。ただし、右端は柱状の室内への張り出し部分である「出隅」があります。
A面全体をタイル割付としてはC面と同様になる様に割付ます。柱状の張り出し部分もA面として、C面の割り付に合う様にします。従って柱状に張り出している部分もタイル割に合う様に下地を調整します。
例えば張り出し部分がコンクリートであれば増し打ちをするとか、下地モルタルで調整するとかです。
しかし、どうしても合わせることが出来ない場合は、B面を独自の割付とします。この場合は、トイレの床に壁面と同じタイルを貼ると目地が通りません。不自然さは残ります。
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B | この面は壁には出入り口があります。出入り口の上部にもタイルが貼る場合は、D面の割付をそのまま利用します。出入り口の大きさはタイル割に合わせて決まります。出入り口の額縁の周囲に貼るタイルの目地と同じ幅の目地が来るようなサイズの出入り口とします。
B面にはまた、左端に出っ張りである「出隅」があります。A面で書いたように、この面もD面と同様に出っ張り部分のタイル割となる様に、出っ張り部分の下地を調整します。
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C | この面には壁のみがあります。割付はもっともオーソドックスなもので済みます。一面を割り付ければ良いだけです。C面に向かって両端は「入隅」です。 |
D | この面は窓があります。トイレの窓の場合、腰部分を1m程度取り更に1m程度の窓高さを取ります。図は窓である事を容易に理解出来るように引き違い窓としていますが、トイレでは一般的には内倒しの窓などあまり幅が広くないものが良いでしょうが、それは設計図に依ります。
割付は窓のない部分壁部分で割付け、窓はそのタイル割に合わせて窓の額縁の周りにタイル目地と同じ目地が来るように窓サッシを調整します。考え方は、B面の出入り口と同じです。面の両サイドは「入隅」です。 |