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 W-Wallet タイル






  (貼り形状)

  (下地と目地)

 (納まりとタイルの選定)

  と分類

 (手張り工法と先付工法)



   (接着剤による工法)

  (貼り付けモルタルをタ
   イル側に塗る工法)

  (貼り付けモルタルをタ
   イルと下地の両方に塗
   る方法他)





18-2. ALCの縦壁ロッキン
    グ構法でのパネル
    伸縮目地を設ける
    箇所

18-3. ALCの縦壁ロッキン
    グ構法での目地設
    計およびタイル割付
    け方法

18-4. ALCの縦壁ロッキン
    グ構法での目地部
    タイル納まり詳細

18-5. ALCの縦壁スライデ
    ィング構法でのパネ
    ル伸縮目地を設ける
    箇所

18-6. ALCの縦壁スライデ
    ィング構法での目地
    設計およびタイル割
    付け方法

18-7. ALCの縦壁スライデ
    ィング構法での目地
    部タイル納まり詳細

   分類

  (PC板先付け工法)

  (GRC板先付け工法)

   形枠先付け工法(1)

   形枠先付け工法(2)

   形枠先付け工法(3)


   (床タイル貼り各種
   ケース@ABC)

   (床タイル貼り各種
   ケースDEFG)

  


 1. タイルについて

■タイルとは

 タイルというのは、英語ではtileと書き、その語源はラテン語のテグラtegulaで、物を覆うという意味のことばです。タイルは、この語源のとおり、建物の壁や床を覆う陶磁器製の建築材料のことを指します(業界用語)。広辞苑では「壁または床にはる小片状の薄板」と説明されていて、広い意味では、材質は不問です。そのため、タイルカーペット、Pタイルなど焼き物以外で正方形をした壁または床にはる小片状の薄板のものを、○○○タイルと呼ぶことがあります。

 タイルの特質については、次ページに挙げる通りですが、その多種多用な形状や色合い、材質になどの豊富さにあります。また、汚損に対してもほかの仕上げ材料に対して優れています。


■タイルの特質

 タイルは、耐候性、防火性、防水性に最も優れた建築仕上げ材として、建物の壁や床を保護する機能を持っています。陶器質タイルを例に取りますと、下記のような特質があげられます。

@
耐久性…自然環境(気象条件)に対して劣化、変色、変質がない。
A
化学的安定性…酸、アルカリ、薬品に対して変質しにくい。
B
物理的安定性…耐熱性、防火性、防水性に優れている。
C
メンテナンス…耐摩耗性、清掃性に優れている。
D
多様な風合いや色彩、形、材質感が表現できる意匠性を持っている 。
E
建材として、有害な環境ホルモンを発生させない。
F
タイルはどの国においても建材として、人気が高い。
G
近年、呼吸するタイルなどの新製品も開発されている。
H
アスベストの混入がない。
I
タイルを使用すると高級感が出る。


■タイルとレンガの違い

 レンガは四大文明の発祥の地の一つメソポタミア地方から発して、建築材料として広く使われるようになりました。レンガを積上げて建物を構築します。最初は土を四角く固めて、日干しにして使用していましたが、すでに紀元前3000年頃には焼成レンガが作れれていたようです。タイルはこのレンガの製作過程での発展形です。

 レンガの厚さを薄くして、貼り付け仕上げ材として登場してきたのが、いわゆる外装タイルです。レンガは厚みがあるので積み上げていくと壁厚が20〜30cmのれんが壁が出来上がります。

 この壁にはレンガの二つの面が表面に出てきます。すなわち、10cm×6cmと21cm×6cmの二つの面です。この大きさの面を持ち、厚さが15mm前後のタイルが外装タイルの小口平、二丁掛けタイルと呼ばれるものです。このように、レンガのサイズを元にタイルは作られるようになりました。

 当初は、レンガと同じ茶色のいわゆるレンガ色のタイルが多くつくられました。関東大震災でレンガ造りの建物が地震に弱いことが判明し、以後は鉄筋コンクリートの建物にこれらの外装タイルとして張られるようになったのです。


■タイルの原料は何か

 タイルの原料は粘土です。花崗岩などの風化物である粘土を主原料に、長石、陶石、石灰石、滑石などが必要に応じて配合されています。近代産業以前の時代のタイルは、多くの場合、近くの畑や山の土を少し加工(フルイに掛けて粗い粒子を取り除くなど)したものでタイルを作っていました。変わったところでは、砂を主原料にしたもの(エジプト・ファイアンス)、あるいは珪石を粉砕したものを主原料にしたもの(トルコのイズニックタイル)もあります。


■タイルの歴史

  タイルの歴史は古く、今日のような施釉タイルに近い形のものは、紀元前18世紀ごろ、ネザーケット(メソポタミア)のピラミッドに使われていました。レンガを焼いて建築物に使い、装飾建物としてのタイルも作られ、素地に浮きぼりを施して錫(ラスター)釉をかけた精巧なものが、紀元前数世紀ごろの遺跡からたくさん出土しています。
施釉タイル 
(紀元前7世紀頃)

 イスラム教の布教がタイルの技術と文化を世界に広め、中近東における寺院の内外装に盛んに用いられました。それが、後にスペイン・アルハンブラ宮殿を通 じてヨーロッパ世界に広がっていきました。

 スペインからイタリアにもたらされた製陶技術は、ルネッサンス期の芸術復興の気運にのって盛り上がりを見せ、その後オランダ、イギリスなどでも独自の発展をとげることになったのです。そして19世紀後半になって初めて、規格寸法タイルとして工場生産されるようになりました。
 日本では、「日本書紀」によると、飛鳥時代、百済から仏舎利とともに僧、寺工、画工、瓦博士が送られたと伝えられています。その際に一緒にもたらされたのが「せん(中国でのレンガの呼び名)」であり、日本のタイルの先駆けです。

 その後は、製陶技術は発達していきましたが、建築材料としての焼き物は少なく、屋根瓦や敷瓦として寺院建築の床に、また腰瓦として壁などに用いられたぐらいだったのです。        
西本願寺腰瓦
17世紀頃

 本格的にタイルが普及を始めたのは実は明治時代に入ってからのことなのです。西洋館が数多く建てられ、床や暖炉まわりにもタイルが使われました。現在の湿式タイルの原点であるれんがの国産化は明治初期のことです。












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