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1. はじめに「畳について」

2. 畳の歴史

3. 畳の原料「イグサとは」

4. イグサの生産地

5. イグサを畳表に使う理
  

6. 畳の構造「畳床」とは

7. 畳の構造「畳表」とは

8. 畳の構造「畳縁」とは

9. 畳を織る「経糸」とは

10. 畳の分類

11. 畳の寸法

12. 畳の敷き方

13. 畳の日常の手入れ

14. 汚した時の応急処
  

15. 畳の値段

16. 縁なし「琉球畳」と
   

         
 6. 畳の構造『畳床(たたみどこ)』とは

 畳の構造を分類すると三つに分けることが出来ます。
 1.畳床(たたみどこ
 2.畳表(たたみおもて)
 3.畳縁(たたみへり)

 1.  畳  床(たたみどこ)
 畳床は藁で造られるのが基本ですが、年々藁だけの使用は減少しつつあります。現在、畳床はどんなものが使われているでしょうか

     稲藁畳床(いなわらたたみどこ)
 藁は昔から畳の床として使用されてきた素材です。基材として何層にも藁を重ねていきます。品質は藁の質や配列、圧縮が均等かどうか、あるいは縫われている風合いなどで決まります。藁を40cmほどに積み重ねていき、厚さをわずか5cmまで圧縮します。使用した藁は30sを超えています。

 畳が長持ちすることや柔軟性、断熱性や温度を一定に保つ効果、湿気を吸放湿する作用、畳が燃えづらいという様々な点を見ても、この藁床の畳は色々な畳床の中でも最も優れています。ただ、あげて干したり、動かしたりする場合、重いのが難点です。

      稲藁サンドイッチ畳床(いなわらサンドイッチたたみどこ)
 床の間には龍髭畳表という独特な畳表が使用されます。現在では畳床を使わずに、薄縁と呼ばれる畳表に畳縁をつけただけのものが多く使われ、畳そのものはあまり使われていないようです。


     建材畳床(建材たたみどこ)
 インシュレーションボードを細かく砕かれたチップを圧縮したもので挟み込んだ畳床です。軽い上にコストもかからず、高い建物や(マンションなど)アパートによく使われています。断熱性もあり水を吸収せず、ダニも発生しません。コンクリートの床に使用する場合は、コンクリートに奪われる熱のエネルギーロスが少量で済みます。






                               







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