| 畳の構造を分類すると三つに分けることが出来ます。 1.畳床(たたみどこ) 2.畳表(たたみおもて) 3.畳縁(たたみべり)
| 畳縁は、畳縁は畳の長い辺につけられる布のことです。畳を補強するためにつけられています。その歴史的背景は畳縁によって座る人の地位や、身分を規制するために進歩発展してきたと考えら、身分による畳縁の使用規定が「海人藻芥」(応永27年西暦1420年)に記されてあるそうです。 身分の最高位の天皇や法皇は繧繝縁(うんげんべり)、また神前や仏前の半畳用にも同じものが用いられました。
親王や大臣は大紋高麗縁(おおもんこうらいべり)、公卿は小紋高麗縁(こもんこうらいべり)、僧侶や学者など及び四位、五位の位のある人は紫縁、侍、及び六位の人などは黄縁を用いるように決められていました。
現在では施主様のお好みで自由に選ぶことができますが、 神社仏閣の畳、御茶室畳などはそれぞれ決められたものを用います。現在畳縁はカタログでは1000種以上にものぼり、畳店で選ぶことができます。
畳の縁は錦や麻、絹や化学繊維など、様々なもので作られています。柄のないものと柄が織り込まれたものとがあり、部屋の雰囲気を飾ります。なお琉球畳にはこの畳縁がありません。
| 繧繝縁(うんげんべり) |
| 最高位を表す畳縁です。 | 高麗縁(こうらいべり) |
| 白地に黒糸で広幅に織ったもので主に神社仏閣の畳、床の間用として使われます。 | 一般的なな畳縁模様二例 |
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| | 亀甲紺 | 桝菊緑 |
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