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 W-Wallet 式 典


1. 式典の歴史
 (地鎮祭・上棟式の歴史)

2. 式典の種類と実施時期

3. 式典 暦(こよみ)につ
  いて

4. 式典の準備その1
 (日取り調整と主催者・神
  社・司会者との打合せ)

5. 式典の準備その2
  (式典への案内状・出席
   者・服装)

.6. 地鎮祭その1
  (地鎮祭の進行の概略)

7 地鎮祭その2
(地鎮祭における人の役目)

8. 地鎮祭その3
 (地鎮祭における式次
  第と司会者)

9. 地鎮祭その4
 (直会(なおらい)について)

10. 上棟式その1
 (上棟式はいつ行うか)

11. 上棟式その2
 (木造の上棟式の進行
  の概略)

12. 上棟式その3
 (木造の上棟式における
  人の役目)

13. 上棟式その4
 (鉄骨造の上棟式の進
  行の概略)

14 上棟式その5
 (鉄骨造の上棟式におけ
  る人の役目)

15. 上棟式その6
 (鉄骨造の上棟式式次
  第と司会者)

16. 定礎式その1
  (定礎式の意義と概略)

17. 定礎式その2
(定礎式における人の役目)

18. 竣工式その1
  (竣工式の意義と概略)

19. 竣工式その2
(竣工式における人の役目)

20. 式典の費用など他

     
 2. 式典の種類と実施時期
 
 地鎮祭から始まる各式典に先立ってまず行うのが「修跋(しゅうばつ)式」です。これは、これからの式典を行うために何よりもまず最初に行うべき儀式です。「修跋式」とは、これから各種の式典に臨む者の「心身のつみ、穢れを祓って清浄になる行事」のことのための儀式という事になります。


 式典において、 まず神職が祓詞(はらえことば:神々の力によってさまざまの罪穢を祓い清めてもらうための祝詞)を秦上し、参列している人たち全員は、頭を下げた姿勢のままでお祓いを受けます。


 地鎮祭でも上棟式でも「修祓の儀」が式次第にあります。これまで述べたようことと同様の趣旨であり、特別に「修祓式」を行うということを省略することもあります。その土地によっても違うので、そこは神社にお伺いすることがよいと思います。



 ■ 式典の種類と実施時期や由来、意義


 地鎮祭 (「とこしずめののまつり」又「はじちんさい」と呼ぶ)
 いつ行うか
解体工事が終了時から本工事着手前
 由来
大昔の日本書紀に記載がある。持統天皇の記に「使者を遣わして、新益の国京をいわい祭らしむ」とある。
 意義
建設する敷地の守護神を祭り、土地の永遠の安定と工事の安全を祈願し、建設工事の敷地を祓い鎮める。
 上棟式 (むねあげまつりともいうが一般的には上棟式)
 いつ行うか
@木造 
棟上げ後行う。
A鉄筋コンクリート造
コンクリートの打設が最上階まで終わった時。
B鉄骨造
鉄骨建て方を終えた時。
C鉄骨鉄筋コンクリート造
AかBのいずれかの時期を選んで行う。
 由来
平安から鎌倉初期に始まったとされる。一般的になったののは江戸時代になってから。
 意義
木造建築では、最も大事な儀式。建物を新築する際、その棟木をあげる時に建物の神を祭って、完成までの加護を祈願するもの。
 定礎式 (定礎祭「いしずえさだめのまつり」というが、定礎式が一般的。
 いつ行うか
建物の内外装工事が終わる一か月くらい前から竣工式の当日の竣工式に先立って行われる。
 由来
鉄筋コンクリート造や鉄骨造が明治以降木造に加えて増えるようになり、これに伴い行われるようになった。
 意義
建物の建築の趣旨、その経過や建築主、設計者、施工者などの工事関係者の名を刻んだ銘板や会社経歴、図面、新聞、その時代の貨幣他を埋納し、神に安全を祈って礎石を据え付ける儀式。
 竣工式 (竣工奉告祭というが、現在では一般的に竣工式とよぶ。
 いつ行うか
建物の完成時。
 由来
その起源は太古にさかのぼることが出来るとされている。
 意義
建物が無事に完成したことを神々に報告して、感謝の気持ちをささげるものである。同時に、完成した建物が永遠に安全で堅牢であることを祈願する儀式。

以上は儀式としての一般的なものをあげました。



 ■ 式典の種類と実施時期や由来、意義(その他もある)


 他にも下記のような式典があります。竣工式と落成式との混同する人がありますが、まったく別物です。落成式はこれまで述べてきたような「神に対する感謝や加護を祈る神事」ではありません。したがって、これといった決まったスタイルがあるわけではありません。


 落成式 (らくせいしき)
 いつ行うか
竣工式後に日を選んで。
 由来
工事が終わり、建物が完成したことを「落成」といいます。落成式は落成式は、建築主が工事関係者や取引先、近隣の人々を招待して感謝の意を表わすものです。
 意義
会社にとっては、落成式を行うことによって、日ごろの感謝の気持ちを表したり、会社のPRに結び付ける機会になる。
 序幕式 (じょまくしき)
 いつ行うか
建物が竣工した時。定礎式もこれに当たる。従って、同時期を選んでということになります。
 由来
慰霊碑を立て事故や災害で亡くなった人びとを慰霊したり、記念碑ではある出来事や人の功績を記念して広く一般に披露するところからきています。
 意義
由来に書いたことと同じです。







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