| 5. 式典の準備その2 (式典への案内状・出席者・服装) |
このページでは、式典への準備として、式典の出席者や着用すべき服装、式典への案内状について記します。
式典に出席する人の確定について記します。式典の日取りや段取りより、出席者の地位の上下、人員の増減などがなかなか決定しないのが一般的です。席順なども、間違えると遺恨となり兼ねません。頭の痛い問題ですので、出来るだけ早く、建築主に決定してもらうようにします。
式典への出席者は式典(祭儀、直らい、披露パーティー)などの出席も含めて建築主は工事施工者と十分な協議を行って決定します。出席者のうち通常中心となるのは、建築主と建物の設計者の代表者、施工者の代表者です。
その他、金融関係者、官公庁の担当者、テナントや地権者です。忘れがちな近隣住民の代表者なども、施工中のクレームや迷惑などに理解や協力を得るためにも是非、出席を願ったほうがよいでしょう。
その他、有力者の対応も必要です。(下表)
建築する土地、地域の有力者の選定 | 地方の議会、議員の関係者 | 地方の行政の長となる人は、建物の規模や用途にもよりますが、必要に応じてよびます。例えば市長とか議会議長などです。
| 国会議員 | 衆議院議員、参議院議員などです。建築主とよく打ち合わせます。
| 代理人 | 誰の代理人かによって、席順などを建築主、施工者で良打ち合わせて決定します。
| 建築主の取り引き先、得意先など | 建築主、施工者でよく確認を行います。
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建築主や設計事務所の代表、施工者の代表などは、略礼服以上の程度の気配りは必要ですが、その他の、式典への出席者の服装についは、平服でよいのですが、出来れば黒のスーツや濃紺のスーツ程度にとどめ、けばけばし服装は男女に拘わらず遠慮したほうが無難です。
式典への出席者への案内状は建築主が出すのが原則ですが、施工者が出すこともあります。いずれでも出来るだけ早く出して、相手の都合を取りやすくします。 下記はその例文です。場合によっては、建築主と施工者が連名で出すこともあります。
まずは、建築主が出す場合の例文です。
次に、建設会社が出す場合の例文です。出し主が違うだけで、冒頭の書き出し程度は変わっても式の案内の内容は変わりません。
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