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直階段(ちょくかいだん)の例です。直階段とは下の階から上の階まで一度もまがることなく真っ直ぐに上れる階段のことです。直通階段(ちょくつうかいだん)と混同しないように。上階までが見渡せ上り安い階段です。
直階段は曲がることがないことから、「鉄砲階段(てっぽうかいだん)ともよばれれます。こうした見通しの良い階段であっても、両側が壁天井まで壁を設けるのは、威圧感や薄気味悪さを与えます。いづれか一方を手すりなどにして、これらを解消したいものです。
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直階段の中間部に踊場を設けた例です。必ずしも設けなければならないものではありませんが、一定の「階高さ」になると、建築基準法施行令第24条に記載に該当する場合は中間踊り場を設けることが義務付けられています。
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廻り階段又は折り返し階段の一般的な例です。階段で、このタイプが最も多く使われています。この階段の内側の壁は手すりとすることがほとんどです。 2.と同様に建築基準法施行令第24条に記載に該当する場合は中間に踊り場を設けることが義務付けられています。上記の2.と同様です。
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廻り階段又は折り返し階段の例です。上記の中間踊場の位置に当たる部分を階段の踏面としてとっています。階段のスペースが取りにくく、なおかつ階高さが高い場合、こうしたプランになりがちですが、決してよい例ではありません。一度も、一旦息を入れる平らな部分がないのは、健常者だけでなく、上り下りし難いものです。
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これも上記の階段と同じものですが、廊下の一部を階段として、共用している例です。もし、この階段が、何らかの理由で使用不可となった場合、廊下が遮断されてしまいます。よい階段の取り方ではありません。
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廻り階段の一例です。踊場が一般的な階段より多く歩きやすい階段といえます。
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廻り階段の例です、上記よりさらに踊場を増やした例ですが、ここまで来ると方向転換が多くぐるぐる回る感じがして、却って歩きづらいものです。
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