機械等級区分構造用製材の等級 |
性能 区分 | 木材の使用状態 | 具体的内容 |
K1 | 屋内の乾燥した条件で腐朽・蟻害の恐れのない場所で、乾材害虫に対して防虫性能のみを必要とするもの。 | ヒラタキクイムシを対象とする。ヒラタキクイムシは、ラワン材、ナラ材などの広葉樹の辺材部分に存在するでん粉を栄養として、食害する。したがって、杉材などの針葉樹は食害を受けないため処理の対象とならない。 |
K2 | 低温で腐朽や蟻害の恐れのある条件下で高温の耐久性が期待できるもの。 | 比較的寒冷な地域での建材部材用。 例えば、「住宅の品質確保の促進に関する法律(品確法)」の評価方法基準では、青森県及び北海道地域での使用する土台にはK2相当以上の処理を要求している。 |
K3 | 通常の腐朽・蟻害の恐れのある条件下で高度の耐久性の期待できるもの。 | 土台等の建築部材用。 例えば、「住宅の品質確保の促進に関する法律(品確法)」の評価方法基準では、青森県及び北海道地域以外で使用する土台にはK3相当以上の処理を要求している。 |
K4 | 通常より激しい腐朽・蟻害の恐れのある条件下で、高度の耐久性が期待できるもの。 | 屋外で風雨に直接晒される部材用。 腐朽やシロアリの被害が激しい地域での建築部材には、性能区分K4の製材を用いることが好ましい。 |
K5 | 極度に腐朽・蟻害の恐れのなる環境下で高度の耐久性が期待できるもの。 | 電柱、枕木、海中使用等極めて高い耐久性が要求される部材用。 |
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