壁のクラックの発生に対処する方法 その2-1 |
@ | 縦目地の位置は、開口部の位置と一致させる。また、構造スリットの位置とも一致させる。(参照ページ)
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A | 1階の腰壁は、地中部分の構造部材による拘束力が強いので、ひび割れ間隔が小さくなる。したがって誘発目地は1m前後のピッチで入れる。腰壁とは、例えば、外壁がALC板で葺くときの腰部分の立上り壁などや擁壁のこと。
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B | 縦目地の深さは、通常ではフカシを含めて壁厚さの15%とする。特に効果を期待する場合は20%とする。特に効果を期待する場合は20%とする。
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C | 縦目地は、配筋上外側のみで、所定の深さが取れない場合や壁厚さが厚い場合(20cm以上)、あるいは、外壁の内部側が打ち放し仕上げの場合は、原則として内部側にも同位置に目地を設ける。内外で合計の目地深さは、内外合計で壁厚さの有効な断面欠損率以上は取ること。
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D | 縦目地の間隔は、建物の規模、壁の大きさと厚さ、鉄筋量などから条件を決める必要があるが、3m以内が望ましい。また、床から梁下までの開口は縦目地とみなす。(目地があるのと同じ)
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E | 横目地の位置は、各階コンクリートの水平打ち継ぎ目時に設ける。
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F | 現しの誘発目地の形状は、シーリング用の孫目地のないものとする。また、孫目地にあっては、目地底の肩幅の小さいものとする。
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G | 鉄筋の被り厚さは、一般の外壁コンクリート面から50o以上とする。ただし、耐力上の有効な仕上げがある場合は、40oでも可能。
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