| コンクリートのクラック(ひび割れ)やモルタルのクラック(ひび割れ)などに共通していえるのは、クラックは完全に防ぐことは出来ないという事実です。これは、コンクリートやモルタルの持つ宿命です。
そこで、ひび割れを止めることが出来ないのであれば、ひび割れの発生を計画的設けた目地へと誘いそこに発生させる。その他へのひび割れを、殆ど発生させないようにしようとする計画です。この計画目地のことを「ひび割れ誘発目地」といいます。「誘発目地」と略して一般的にはいいます。
勿論、これまでのページでも取り上げたように、寒暖の激しい天候でのコンクリートの劣化や地震、建物下の地盤などの影響で、クラックが思わぬところに発生することもあります。しかし、これらも、計画的に設けた誘発目地でかなり防ぐことが出来ます。
下記はそういう原因と対策の本の紹介です。 スーパーゼネコンと呼ばれる超大手のゼネコンなどでは、独自の対策マニュアルを社内用に持っている部分もありますが、その基本は日本建築学会に準拠しています。
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