| 土蔵の腰に好んで用いられる工法です。酒蔵や大名屋敷、城壁の外壁にも見ることができます。平瓦を貼り付け、格子型になった目地の部分をかまぼこ型の漆喰で塗ります。
馬乗り型や四半型になどの盛り上げ方があります。 このようにする目的は、建物の耐火・耐水性向上のためにあります。長い年月を経ると雨に打たれて、カベの地面に地下部分は剥げ落ちたり、物が当たって傷んだりします。しかし瓦と漆喰であれば雨に強く壊れにくくなります。格子を斜めにしているのは、雨切りをよくするためです。
| | 海鼠(ナマコ)はこんな形。あんまり似ていないと思うのですが、目地部のこんもりとした形は似ていなくもありません。
| 海鼠(ナマコ)壁の風情の有る景色は、大きな都会ではなかなかお目にかかれませんが、造り酒屋の蔵などには結構今でも使われています。
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