| 馬は動物の馬から来た作業台や作業足場を指します。
図左の馬の姿と右の作業台との形が似ているところからこう呼ばれます。じゃあ、牛と呼んでもよいではないか?という考え方もあるかもしれませんが、それを言えばきりがありません。
作業台のとしては、この上に木材を置いて鉋(なんな)をかけたり、二台並列において木材や鉄筋の加工、あるいは、足場板を掛け渡して比較的低い位置の作業用の足場としても使用されます。
| | 馬(うま) | 馬(うま)と呼ばれる作業台 |
馬乗り目地は、レンガやタイルの積み方や張り方の一方法です。縦方向に連続しないようにした目地のことを言います。「破れ目地(やぶれめじ)」とも言います。紙が破れる時には、真っすぐに破れることは殆どないからでしょうね。
馬乗り目地は、馬にまたがった形に目地の有り様が似ているところからこう呼ばれます。この方が理解しやすい呼称といえます。
単に「馬張り」とか「馬積み」などということもあります。また「馬踏み目地(うまぶみめじ)」と呼ぶこともあります。どの呼称の場合も、馬乗り目地と違った表現も同じ目的であることに変わりはありません。
建築以外でも、レスリングや喧嘩などで、仰向けやうつ伏せになった人の上にまたがって乗ることを、「馬乗り」とよびます。
| | 馬乗り(うまのり) | 縦目地が下のタイルの丁度中間に来ています。これを馬乗り目地とよんでいます。左の図を見れば納得できます。 |
| |
|