| 鳶口(とびぐち)とは丸太や原木など木材の移動・運搬・積み上げや、木造の建築物の解体や移動(曳き屋)に使用される道具です。古くは鳶職を中心に組織された町火消の消防作業に使われた道具でもあります。
鳶の鋭い嘴(くちばし)に鳶口(トビくち)という道具が似ているところからこう呼ばれます。長さ1.5〜2mほどの木製の棒の先に、名前の由来となったトビの嘴の様な金属製の金具が取り付けられています。あるいは、嘴(くちばし)にヒントを得たか、似せて造ったのかもしれません。 今でも、消防の現場検証などで焼け落ちた家屋の木材の移動などに見かけることがあります。
| | 鳶の鋭い嘴(くちばし) | 鳶口の図。鳶の嘴(くちばし)によく似ています。 |
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