| 18-2. ALCの縦壁ロッキング構法でのパネル伸縮目地を設ける箇所 |
前ページで概要に触れた縦壁ロッキング構法と縦壁スライド構法の重要なパネルの伸縮目地の計画にについて、具体的な位置や目地幅についてこのページより解説します。
まず、縦壁ロッキン構法について、ALC板の目地とタイルに目地のとり方について、18-2(このページ)、18-3、18-4の各ページ紹介します。
以下の4点がポイントとして上げられます。
@ | 縦壁ロッキング構法では出入隅部、ベランダ等の腰壁との取合い、階毎の水平目地および他部材との取合いにパネル伸縮目地を設けます。 | A | タイルはALCパネルの幅、長さの間で割付け、パネル目地にまたがらないように割付けます。 | B | タイル伸縮目地はALCパネルの目地と一致させ、すべてのパネル間目地をタイル伸縮目地とします。 | C | 基礎部との取合いもタイル伸縮目地とします。 |
縦壁ロッキング構法では出入隅部やベランダ等の腰壁との取合いおよび、階毎の水平目地にパネル伸縮目地を設けます。伸縮目地のクリアランスは出入隅部では10〜20mm、腰壁や他部材との取合いでは20 mm、階毎の水平目地では10 mm を標準とします。
A部 | 階高寸法はタイルモデュールの整数倍に15 mm を加えた寸法が望ましい が、タイルモデュールに合わない場合は上下端部に切り物タイルを使用して納め、タイルが階毎の水平目地を跨(また)がないようにします。 | B部 | コーナー部は切り物タイルを使用し、タイルがパネル伸縮目地を跨がないようにします。 | C部 | 開口上下で、タイルモデュールに合わない場合は切り物タイルを使用して納めます。 |
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