1. 芋(いも)目地貼り ↓ | 2. 馬乗り(うまのり)目地貼り ↓ |
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芋目地貼りはシンプルで縦横に目地が通りタイル貼りとしては一番オーソドックスで、最も適した貼り方です。す。
見た目にもすっきりとしていて最もよく用いられます。単に「芋(いも)」とだけ呼ぶことも多々あります。
二段以上積む場合に呼ばれる積み方です。タイルのほかにレンガやブロック、石積みなどでもよく用いられます。
芋目地貼り「通し目地貼り」とも呼ばれています。
| うまのり目地は、芋目地の横の並びをタイル半枚ずらして交互に貼る方法です。上のタイル目地が下のタイルの上に乗る形から、馬乗りを想像させ、この名がつきました。
アクセントをつけた貼り方としてよく用いられます。うまのり目地の語源については、当サイトの「図解建築用語生き物編」にて解説しました。良ければ参考にしてください。
なお、馬乗り目地を「破れ目地」と呼ぶこともあります。紙が破れるように一直線にならないことを意味しています。
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3. 縦芋(いも)目地貼り ↓ | 4. 縦馬乗り目地貼り ↓ |
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1.の芋目地貼りを縦にした貼り方です。縦目地が強調されることから、目地が綺麗に通っていなくてはなりません。縦に、目地が通っていても、個々のタイルがふらついて、接近したり倒れたりすることがあり、難しい貼り方です。
| 3.のタイルを半枚横にずらして馬乗り目地とした貼り方です。これも3.と同様に貼るのに気を使う貼り方です。
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5. フランス貼り ↓ | 6. イギリス貼り ↓ |
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フランス貼りは美しく、歴史を感じさせるレンガ調の重厚な美術館や博物館で見かけます。
| フランス貼りとはちょっと違った趣もあって捨てがたいのですが、フランス貼りほど見かけません。
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7. 縦貼り千鳥目地貼り ↓ | 8. 網代(あじろ)貼り ↓ |
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2.の馬乗り目地を縦貼りにしたものです。縦目地が強調される分目地が綺麗に通っていなくてはなりません。千鳥目地と呼ぶようですが、千鳥とは本来、互い違いに来ることを意味しています。
例えば、ファッションモデルの歩き方がそうです。モデルさんは、出した足の前に後ろ方あげた足を持ってきます。つまり互い違いに出る綺麗な歩き方です。そのように千鳥は交互に出るものを指しており、この図は横馬乗り目地あるいは、横破れ目地と呼ぶべきです。
| 網代貼りりの天井仕上げでよく見かけます。この貼り方をタイルやブロックに応用、転用したものです。ただし、タイル貼りとして用いられることは少ないようです。「やはず貼り」と呼ぶこともあります。
図は長方形ですが、正方形の場合は、「四半敷(しはんじき)」と呼びます。寺院の門柱の回りなどに見られます。主に石貼りや瓦敷きの貼り方です。
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9. 四半目地貼り ↓ | 10. ガーデン網代 ↓ |
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四半目地とは、タイル、レンガ床張りのパターンの一種で、床面に対して45度の斜めの目地になるように、対角線状に貼りつけることを言います。
和風の料亭の入り口の床とか、外壁の腰壁に用いられている「なまこ壁」が代表例です。端部の納(おさめ)に気を配ることが大切です。
| 網代貼りの変形パターンの一種で、ヨーロッパの庭や玄関へのアプローチに用いられる貼り方です。レンガ貼りに多く使われます。
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11. バスケット貼り ↓ | 12. ガーデン網代 ↓ |
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13. 三ツ目市松貼り ↓ | 14. 重ね網代 ↓ |
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