| 躯体が打ち終わる前にタイルを貼り付ける方法です。PC、GRC先付け工法及び型枠先付け工法とも共通しての長所としては
1)タイルの接着が確実 2)白華の発生が防止できる 3)工程の短縮ができる 4)工程の簡略化、職種の減少がはかれる
などがあげられます。
PC板先付け工法とは、PC板工場で、PC板製造の際に、型枠ベッドにタイルを敷き並べておいてから、コンクリートを流し込み、タイルの張り上がったPC板を作ってしまう工法です。
接着の確実性、白樺防止、仕上がり精度の面で最も信頼性の高い工法であり、建築現場での施工能率も良いので、最近では高層ビルにこの工法が採用されることが多い。
PC板及びGRC板先付け工法 系統図 |
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上記の図中のGRCとは、耐アルカリガラス繊維で補強したセメント製品(Glass fiber Reinforced Cement)で、昭和40年代後半から繊維補強コンクリートの先駆けとして実用化され、昭和52年に不燃材料の通則認定を取得した。また、建築基準法等の改正に伴ない、平成14年3月15日付け国土交通大臣認定NM-8313を取得しました。詳しくは、日本GRC工業会のホームページをご覧ください。
この工法は、建築現場でタイルまたはタイルユニットを型枠に前もって固定し、コンクリート打設と同時にタイルを貼り上げる工法です。
型枠先付け工法系統図 |
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次ページよりその詳細を見ていきます。
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