| 26. 床タイル施工方法(1) 床タイル貼り各種 ケース@ABC |
ページ50に「床タイルの施工法」を大別記載した通り、 床タイル接着系の工法はケース@〜Eまでです。 床タイル設置系の工法はケースF及びGです。
転圧した未硬化のパサパサモルタルの上に、セメントペーストを流しながら施工する方法です(別名ノロ張り)。これは比較的小規模な面積(100u程度まで)にタイル貼りをする場合や、大形で薄型のタイルや石材を施工する場合に用いられる方法です。
タイルと貼り付けモルタルの接着は良好ですが、路盤と下地モルタルの付着力は比較的小さくなります。また、下地のパサパサモルタルは転圧が不十分な場合、外面から大きな荷重が作用するような箇所では圧縮破壊の危険性があります。
パサパサモルタルをこしらえ、硬化させた後モルタルで施工する方法です。特に車両が通過が考えられる箇所で、転圧が不十分である場合、繰り返し荷重により、モルタル破壊が生じる可能性があります。
転圧せず未硬化のパサパサモルタルの上に、セメントペーストを流しながら施工する方法です。この方法は、大形で厚物のタイルでは一般的に用いられる方法ですが、100角程度の床タイルでは一般的ではありません。
モルタル下地または、パサパサモルタル下地をこしらえた後、タイル裏面にマスクを用いてモルタルを塗布し、直ちに施工する方法です。大形タイルには特に推奨される施工法で、オープンタイム問題も解決できる信頼性の高い工法です。
次ページにはケースDEFGを記載しています。
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